田園鉄道(仮名)開業日誌 2023年9月号

2023年10月5日 0 投稿者: マラソンサニー

先月はこちら
田園鉄道(仮名)開業日誌 2023年8月号

先月はサウンドボックス(OU-5)を作って行きました

サウンドボックスの中には変換のアダプターとメクラのボルトが入っているので
それらが無いと位置決めができません
なので今回はそれらを作成していきます
メクラのボルトはメーカーから入手出来たので問題はないのですが
変換のアダプターは欠品だったので自分で作っていかないと行けません
今までの加工は入手しやすい工具での作業でしたが
(ロータリーバンドソーが入手しやすか?と言われると微妙ですがw)
今回の作業は金属の切削がメインなので旋盤での作業となります
という訳で、まずは我が家の旋盤の紹介から…
長谷川のWHと言う型の小型(卓上)旋盤となります

パッと見ると大きな旋盤の様に見えますが下は台になるので加工範囲は案外小さいです
(チャックの大きさからφ95mmの200mmぐらいが限界かな?)
3.5インチまでのライブスチームであればコレで十分なのですが5インチは少々辛いかと思います
(動輪の加工をしないと割り切れば問題無いですが)
最近では中華製の安価な卓上旋盤が入手できますが
精度的な問題も多い様で国内で再調整された機体が売られているぐらいです
再調製品となるとお値段もそれなりなのでヤフオクの程度の良さそうな中古にしました( ^ω^ )
この旋盤は長野からの配送でしたが西濃運輸の局留めでパレット輸送で5千円もしなかったかと…
バラせば1人で運べるのですが重量はそれなりなので
知り合いの農機具屋さんにユニックで運んでもらいました( ^ω^ )
バイトに関してはAmazonの安価なヤツで
ダメだったら良いチップ(刃先)と交換すれば良いやな感覚で買ったヤツです
(真鍮や銅がメインの加工なので現状問題はないです)

そんな感じの旋盤です( ^ω^ )
加工の方は?と言うとメーカーさんの変換アダプター(OU-3)は六角っぽいのですが
加工された素材を手配すると高く付くのでコチラは丸棒を加工していきます

たまたまφ10mmぐらいの穴の空いた素材があったので
その外径を必要な太さまで削っていきます

https://twitter.com/marathonsunny/status/1705364475136844213

大きい旋盤なら数mmとか切り込んで行けるのですが
小型旋盤なので0.5mmぐらいで抑えていきました(それでも直径は1mm減ります)
外径の加工が終われば必要な長さの所に軽く切り込みを入れて
反対に持ち替えて雄ネジ部の加工をしていきます
雄ネジはφ16 P=1.0なのでφ16-0.1ぐらいにしました
(少々大きくても真鍮なので力を入れればダイスで削れないこともないと思いますがw)
旋盤の加工はここまで
丸のままではネジを閉められないので
次はスパナで掴む所を作って行きます

本来であればフライス盤があれば楽勝な作業なのですが
購入できる値段のものが無く私は持っていません(´;ω;`)
なのでグラインダーでチマチマ削って行きました
スパナで掴む所が作れれば
次はネジ切り作業
万力で掴んで切削して行きます

雄ネジ、雌ネジが切れてコレで完成!!…

かと思いきや雄ネジの方が密着しないので
根本に切り込みを入れなけれ行けませんでしたʅ(◞‿◟)ʃ
その切れ込みと雌ネジ側にはパッキンのゴムのOリングが入ってるので
ドリルで軽く削って完成です( ^ω^ )

旋盤加工は機材が高価ですし危険が伴うので気軽にオススメは出来ませんが
使いこなす事が出来ると金属加工の幅が広がるので出来て損は無いです
旋盤と合わせてフライス盤(縦フライス)が有れば大概の金属加工ができる様になるので
興味のある方はぜひ一度調べてみて下さい( ^ω^ )

来月に続く
田園鉄道(仮名)開業日誌 2023年10月号